2015年9月30日水曜日

トグロ巻いてるマフラー

バーボー管シリーズで隠れた人気のバーボートグロ管を出荷しました。

このマフラーは売れてる数は少ないのですが、トグロの熱烈な愛好家が存在してるのでラインナップから外せません。

パイプを手曲げしただけのマフラー?なんですが、これは継ぎ目なしの一体構造なんですね。

これは手曲げの中でも難易度が高い部類に入ります。

曲げRが小さいのとパイプに繋ぎ目が無い一本のパイプというのがミソです。

このパイプの曲がり方というのは、何でもないように見えて実は有り得ない曲げなんですよ。

パイプとパイプの隙間が少ない箇所で5ミリ。

ベンダーでも不可能だし手曲げでもまず不可能。

曲げれるものなら曲げてみろ、てな感じです。

これ曲げれるのは誰もいないだろうなーと思いますね。(すみません、挑発するようで)

購入された方、そこのところを自慢してしてだければ嬉しいのですが。

お便りシリーズ パート2

今日もお便りシリーズですよ。

9月19日の記事 燃料ポンプを作った編
http://www.bikebros.co.jp/community/ANC_view.php?id=8523&uid=KD0CEQfF

早速、装着テストの様子をメールで送っていただきました。

モトラを復活させるという記事は以前に書いたのですが
http://www.bikebros.co.jp/community/ANC_view.php?id=8186&uid=KD0CEQfF

多くの人と情報の共有ができて、それを見て燃料ポンプの制作依頼が来て、色々とつながってる訳です。

このブログを開設しているバイクブロスさんありがとう。


以下お客様からのレポートと画像を紹介します。

2015年9月27日日曜日

嬉しいお便り 6時間耐久

鈴鹿ではF1でした。

ランポートは鈴鹿サーキットに近いので、レースの音が風に乗って聞こえてきたりするんですが、今日は聞こえてきませんでした。

F1エンジンの排気量が少なくなったせいかもしれませんね。

流石にF1は観戦することはできてもマシーンに乗れたりパドックに気軽に立ち寄ったりはできません。

その点、ミニバイクレースは比較的簡単にレースに出れたり、チームの一員として参加したりできて楽しめます。

全国のショートサーキットなどで多くのレースが開催されてます。

そんな中、一通の嬉しいメールが来ましたのでご紹介します。

以前、GROMのマフラーを特注して頂いた○○と申します。
おかげさまで、先日行われました富士スピードウェイの国際コースでの
6時間耐久にて、2位入賞することができました。
ほぼ無改造のクラスでしたので、マフラー役割はとても大きなものでした。
素晴らしいマフラー本当にありがとうございました。
末筆ではありますが、お礼をお伝えしたくご連絡させて頂きました。
これは実に嬉しいですよ。

マフラー作ってる冥利に尽きますね。

レースで勝てるよう手を抜かず自信を持って作ってるんですが、どんなレースに出てどういう走り方をされるのか分かりませんから、出荷してからも若干の心配と言うか不安はあります。

富士スピードウェイの国際コースと言えば、ほぼ全開域を多用する高速コースです。

ストレートの後半で伸びていくのをイメージしてたのでコースはバッチリですね。

作戦やライダーの交代とか楽しめる要素が盛りだくさんの耐久レース。

チームの皆様方は思い切り楽しめたのではないでしょうか。

ランポートの品物で楽しめていただけるのは嬉しいし、ましてやレースで勝ってもらうのは
実に嬉しい。

ランポートの目指しているのは、楽しんでいただいたいという正にそれですから。

2015年9月25日金曜日

クロスカブ イメチェン

昨日のラグビーは残念でしたね。

と、分かったような事を言ってますが、ラグビーなんて興味無かったし、テレビで騒いでるので見たけど、見るの初めてだし、まあ流行に流されてます。

第3戦、どことやるのか知らないけど一応見てみようかなっと。

上の画像のクロスカブ、マフラーがワンオフのチタンになっていてカッコイイんですが、イメージを計ります。

黄色いクロスカブも良いのですが、目立ってしまうらしいので目立たなくカスタムします。

速さは妥協せず、スタイルは普通を目指します。

怪しい所に行っても風景に溶け込めるようにね。

2015年9月21日月曜日

燃料ポンプを作った

以前にモトラをレストアしていて、

その時に作った燃料ポンプが欲しいとの依頼がありました。

ネットで検索するとランポートの記事が出てくる率高いですね。

googleで調べもの、画像検索とかしてると見たことあるような画像が出てきて、ランポートの記事じゃんとなる場合が多いです。

今回のような何で燃料ポンプなのかというと。

タンクとキャブの落差が少ないバイク、モトラとかキャブを変えたシャリーとかカブとか、タンクの残量が少なくなると燃料がキャブに行きにくいんです。

市販の良さそうな燃料ポンプは売ってないので燃料ポンプを作ったという次第です。

CB750は完成した

預かっていたCB750が完成。

じっくりと念入りに作業させてもらいました。

ランポートの最大の問題点は時間が掛かること。

予定している時間より大幅に時間がかかってしまう。

何とかしたいんですけどね。

それにしてもカッコイイね、CB750

2015年9月19日土曜日

モトラを直す 燃料ポンプ編

モトラの整備も最終段階に入ってきました。

今までの記事
親父の形見 モトラを直す
http://www.bikebros.co.jp/community/ANC_view.php?id=8186&uid=KD0CEQfF

モトラを直す その2
http://www.bikebros.co.jp/community/ANC_view.php?id=8207&uid=KD0CEQfF

色々とカスタムされていたモトラ。
燃料ポンプの問題でつまずいていたのですが、何とか目途がたちました。

問題点と言うのは、タンクとキャブの落差が少なくタンクの半分くらいで燃料が落ちないという事象。

そこで、開発しましたよ燃料ポンプ。

ランポートが作るとしたら普通のじゃ面白くない。

せっかくランポートに仕事出して頂いたのだからランポートらしい仕事をしたい。

それで作ったのが、何と加速度センサー付きの燃料ポンプです。

今話題のドローンの技術を使った燃料ポンプなんですよ、これが。

ドローンてね、小っちゃいけど優秀なコンピューターとセンサー類が搭載されていて、難しい操作なくラジコンの初心者でも操縦できますよね。

ドローンの基本的なセンサーは3軸加速度センサーとジャイロセンサー。

今回作った燃料ポンプは3軸加速度センサーを使って、加速中は燃料を多く、アイドリングでは少なくするという仕組み。

普通に燃料ポンプというのは、バイクの車種にもよるけど標準で付いてはいます。

だけどビッグバイクの物ばかりで4ストのミニバイク専用では無い。

ビッグバイク用のポンプを付けても悪くはないのですが、燃圧が高くてオーバーフローしやすい。

唯一標準でポンプが付いている車種はズーマー。

それじゃあ、ズーマーのポンプを使えば簡単と思いきやズーマーはECUがポンプの駆動信号を出していてポイプ単独では稼働しないんです。

今回はポンプ自体はズーマーのを流用して、駆動ユニットだけ制作してしまおうという作戦。

駆動ユニットはウインカーリレーなんかでも動きはするのですが、ポンプ自体の発熱が大きくなり危険だろうコレ、というくらい熱くなるのが問題だったんです。

そこで考えたのが、アイドリングでは少ない駆動で発熱を抑え消費電力も少なくする。
燃圧も必要以上に上がりにくいしオーバーフローもしにくい。

加速中や走行中などはポンプの駆動を多くして必要な燃料をキャブに送る。

加速中を判断するのは、3軸加速度センサーで得た信号を小っちゃいコンピューターで処理して最適な駆動信号をポンプに送る。
完璧じゃないですかー。

実際はですね、加速度センサーだけで加速中を判断するのは無理があるのですが、そこを何とかソフトウェアでまとめて。

理屈はえらくややこしいので今日は説明はしませんけど、加速度センサーでロボットか何か制作した人には意味がお分かりかと思います。

これがまともに動くまで延々と2週間、飲まず食わずで、いや飲んだり食ったりしてたけど、夜な夜な頭の回路がショートしながらプログラム組んでました。

いずれにしても燃料ポンプに3軸加速度センサーが入っていると思うだけで自己満足的な優越感を感じてもらえればOKです。

2015年9月17日木曜日

エンジンのカーボン びっしりと

今日はカーボンのお話。
いわゆる中華エンジンを搭載したカブなんですが、圧縮が少ないようでエンジン始動せず。

最近の中華エンジンは実によく出来ていて、少々の事では壊れません。
オーナーは中華エンジンのカブに毎日毎日乗っていて、走行距離も半端ない。
壊れてもおかしくは無いけど、致命的な故障とは考えにくい。
とりあえずエンジン分解してみます。

ピストンにカーボンがビッシリ付着してますね



ヘッドもカーボンだらけですよ。
バルブにもカーボン。圧縮が抜けます。


カムは大丈夫そう

2015年9月6日日曜日

穴の開いたフロート

又もや久々の更新になってしまいました。

ランポート どうかしちゃったんじゃないかと心配されている今日この頃です。

大丈夫ですよ。 何とか耐えていますから。

それにしても仕事多い。

忙しいという字は心が亡くなると書くので、いくら忙しいからと言っても心を失いたくはないなーと心がけてはいますが。

ほとんど更新していないというのに、たくさんアクセスしていただいて本当にありがとうございます。

皆様方のアクセスが励みになると同時にプレッシャーにもなってます。どんどんプレッシャーかけてください。

ネタは色々あるんですけどね、しょうもないネタかもしれないけど出来る限り更新していきます。 本当かぁ?

今日のお話は整備しているホンダのバイク スポーツカブC110、50年以上前のモデルです。

エンジン不調なんですが、どうやらキャブがオーバーフローする。

フロートに穴が開いてました。

目では穴が分からないんです。いくら頑張って虫眼鏡で見ても。

穴が開いているかどうかの点検方法は、お湯に付けて泡が出たら穴が開いているという事。

その穴からガソリンが入って浮力が少なくなりオーバーフローとなる訳です。