2013年8月29日木曜日

クロスカブのマフラーが、まだ出来てないよー

一週間で仕上げたかったワンオフマフラーですが、もう少し時間が掛かるかも。

このクロスカブはビッグスロットルにしてあるので、それに合わせて高回転でパワーが出るマフラーの設計です。
ちょっとコダワリ過ぎな感もありますけど今ある技術をすべてつぎ込んでます。

もう少し続く・・・


2013年8月24日土曜日

クロスカブ フルチタンマフラー製作中


フルチタンで製作中です。

一週間以内で完成したい。

完成しましたら又投稿します。

お楽しみに。

2013年8月11日日曜日

TZMレーサー マフラー編

昨日の記事、TZM50のフレームにYB125のエンジンを載せるところまで行きました。

出来てみると簡単そうに見えて相当時間が掛かってます。

図面があってその通り作るような作業自体はそんな大した事ないんですよ。

今まで無い物を作る場合、考える時間が長いんです。

何かいい方法はないか、もっと合理的なレイアウトがあるんではないか、絶えず考えているんですね。

大事な箇所は即決しません。

3日ぐらいは作業途中でもあえて放棄して考えを煮詰めます。

すぐに納得できる設計に行き着く事もあるし、中々これだというレイアウトに至らない場合もあります。

納得いかない場合、急いでもロクな事にはなりません。

バイク屋は色々なバイクの修理をしてて、アホな設計だなーと思う事がよくあります。

最初の設計というかレイアウトが悪いと、とことん悪い方向に行き駄目バイクになります。

最初の設計がかんじん、良いレイアウトで作られたバイクは名車になるんです。

エンジンスワップみたいなカスタムは設計大事です。

理想的なレイアウトを納得行くまで考えてから作業します。

それでも、作りながら設計変更していく場合もあります。

バイクのカスタムは奥が深いです。

このバイク、レースに出るのなら、お立ち台に立ってほしいと節に思います。

2013年8月10日土曜日

TZM50にYBR125のエンジンを積んだレーサー

ミニモト4耐用のレーサー、TZM50のフレームにYBR125のエンジンを搭載しました。

結構時間が掛かってしまいましたねー。

今回の依頼はフレームとマフラーだけ、エンジンとサス類、セッテイングなどはオーナーが仕上げる予定です。

ただエンジン積んで普通に走る分には、そんな難しい仕事ではないんですよ。

しかし、レーサーですからサーキットを速く走れないと意味ないですから、ランポートで作るからには気合入れて頑張って作りましたよ。

エンジンのスワップで何が大事かと言う事ですが、フロントスプロケの位置が最も大事。

すごく大事です。

基本的にスイングアームのシャフトとスプロケが離れていてはいけません。
可能な限り近づけるようにするのがこだわりですね。

もしスプロケとスイングアームの付け根が離れていたとすると、サスが動くたびにチェーンの弛みも大きく変化します。

モンキーを例にすると、スイングアーム伸ばすとチェーンがスイングアームに当たったりします。

モンキーのエンジンって元々はカブです。
もう何十年も前の設計ですから、スプロケとスイングアームの位置関係はこだわりを持って設計されていません。
カブですから、それでも充分です。

そのエンジンがモンキーに積まれ、誰が考えたかスイングアーム伸ばされ、サスまで長くされて、位置関係の不都合が出てきた。
まあそれはしょうがないです。

話はそれましたが、とにかくスプロケとスイングアームの付け根は可能な限り近づけないとフルバンクでコーナーを攻められないんです。

今回はそのら辺が手間がかかりましたが何とが形になりました。

明日のマフラー関係に続く・・・

2013年8月8日木曜日

GROM やっと入荷

予約を入れてあったGROM やっと今になって入荷です。

想定以上に注文があるようで、タイの人が頑張って増産してるようですが。
もう少し早く入荷してほしいですね。

この車両は行き先がすでに決まってるので、一日だけの展示でした。

マフラーを早く開発したいです。

構想は頭のなかで出来ていて、フルチタンの激速バージョンです。

次の入荷、早くならないかなー

2013年8月7日水曜日

2ストの焼き付き その他の原因

2ストの焼き付きには色々ありまして。

オイル切れは当然焼き付きます。

他に回しすぎとか、混合気薄すぎとか、オイルが悪いとか色々です。

サーキットなんかではオイルとガソリンを混合して使いますので走り方によってはすぐに焼き付きます。

ストレートを全開で走ってきてコーナーに入るときアクセル閉じますよね。
当然ガソリンも出てないと同時にオイルも出てなくて、ギャインと一瞬でロックして吹っ飛んだりします。

それを見越してクラッチはいつでも切れるよう準備して、アクセル閉じるのを出来るだけ短時間にするような、そんな走り方をします。

そう言ったよくある2ストの焼き付き原因以外でたまにある原因。

それはエアエレメントのスポンジ。

エアエレメントのスポンジが古くなると弾力を失ってボロボロになります。
そのボロボロになったスポンジがエンジンに入る。

普通はその時点でリードバルブに詰まりエンジンが不調になります。
その時点ならギリギリセーフ。

調子悪いまま誤魔化しながら延々と走行。

いよいよスポンジがエンジン内部に入り、ピストンとシリンダーの間に挟まりながら焦げたりする。

そして本当に加熱してピストンが溶ける温度になり焼き付きする。

今回修理したヤマハギアもそんな感じでした。

普通に、日常の整備は大事ですね。

2ストは焼き付きやすいと言われますけど、きちんと整備して適合するオイル入れて無理な走行さえしなければ、そんなに壊れるものではない。
と言っても4ストよりは耐久ないですけど。
それでも、2ストの軽快でギュイーンとくる加速は大好きです。



2013年8月6日火曜日

アース命







今修理してるのはホンダトゥディ
スクーターが4サイクルになってから、よく売れてるバイクがトゥディです。

燃費も良くていいバイクなんですが、電装系に弱点があります。
バッテリーが早く悪くなったり、アイドリングが安定しなかったり、ヘッドライトがよく切れたり。

謎の不具合で原因をつかみにくいのですが、不具合の原因はずばりアース不良です。
だいたいバイクの電装系不良の原因はアース不良が多いです。
旧車なんか特にそうですね。

トゥディの場合、初期型にアース不良が出てm対策としてハーネスが改良されアースが一本追加されました。
それでも完全には治っていません。

アースって電気のマイナスを車体に流すという事なんですけど、フレームにナットが付いていてハーネスのマイナス線をボルトで止める場合がほとんどです。

フレームは塗装されてますから電気を通さず、塗装を一部削って電気を通しやすくしてます。
そんな方法ですから、その部分が錆びたりしてアース不良になります。
塗装を剥がしてあるので当然ですね。

どのような方法が一番いいのか。
ランポート流の秘密の方法を公開します。
いつもならが大げさですね。

フレーム側がナット、アース線をボルトで止めるのはよろしく無い。
ボルトもネジ部分にギザギザが付いててアースが取れやすいようにしてあるが完全ではない。

それではどうすればいいか。
フレーム側をボルトにすればいいんです。
ボルトにアース線をナットで付けた場合、塗装があろうが錆びていようがナットから電気が流れるのでアース不良にはなりません。

ランポートではステンレスのボルトをフレームに溶接して、そこからアースを取るようにしてます。カスタムする車両はもちろんですが、アース不良で修理する場合もステンレスボルトをフレームに溶接しています。
アースを取るのが確実ですね。

フレームにボルトを溶接するとネジ部分があるので塗装がしにくいし、ステンレスボルトの溶接なんか量産車ではコスト的にも無理でしょうね。

アーシングが良いとよく言われますけど、本来のアースが確実に取れてないとダメですね。
アース線は市販のアーシングほど太くなくても全く問題ありません。

ステンレスのボルトにつながるマイナス線は、エンジン フレーム イグニッションコイル バーテリー その間がつながっていればOKです。

スクーターの場合はオートチョークのレジスターもアースが大事です。
アース命でした。

ランポート