2015年2月27日金曜日
バンク角センサー
インジェクションのバイクにはバンク角センサーが付いてます。
バイクがこけた時、転倒している状態を検知してエンジンを停止させます。
キャブ車の場合はキャブからガソリンが流れ出てエンジンは止まりますが、インジェクションの場合はエンジンが掛かったままで危険ですからエンジンを止めるためのセンサーが付いてます。
センサーにはメーカーによって構造が違い、ホンダの場合はセンサーの内部に鉄の玉が入っていて動くようになってます。
画像はカワサキZX6Rの物。
電子回路が入っていて凝った作りです。
磁石の振子が動いて電子回路で転倒を検知してるようですね。
バイクですから激しく動いたりして転倒でもないのに転倒と判断してしまうと危険ですから、かなり考えられた構造になっているのでしょう。
センサーが邪魔だからと言ってカプラーを外してしまうとエンジンは掛かりまっせん。
ECUがセンサーの不良を判断して始動できないようにしてるからです。
では何でセンサーを分解してるかと言うと、エクストリーム競技用のバイクを作ってるので、どうしてもバンク角センサーを停止したかったからです。
ウイリーしてて、それも100キロとか出してて、逆立ちとかしてたとしたら突然エンジン停止は危険ですからね。
危険とは言っても競技自体が危険ではありますがね。
2015年2月26日木曜日
TDR250のマフラーを焼く
2ストらしくて過激だったTDR250.
テスト走行した感じでは速いんだけど45馬力は出てないようだ。
こんな時は2スト整備の定番、マフラー焼きだ。
煙もうもうの動画
http://youtu.be/vBCcTQm2oKE
コンプレッサーのエアーをマフラーに入れながらバーナーで炙ります。
エアーを入れるのは必須で、ただバーナーで炙るだけではマフラーの詰まりは取れません。
意外と簡単なようで結構経験が要るんですよ。
温度上げ過ぎると内部が溶けてしまうし、内部の構造を考えながら炙る個所とエアーを調整してます。
テスト走行した感じでは速いんだけど45馬力は出てないようだ。
こんな時は2スト整備の定番、マフラー焼きだ。
煙もうもうの動画
http://youtu.be/vBCcTQm2oKE
コンプレッサーのエアーをマフラーに入れながらバーナーで炙ります。
エアーを入れるのは必須で、ただバーナーで炙るだけではマフラーの詰まりは取れません。
意外と簡単なようで結構経験が要るんですよ。
温度上げ過ぎると内部が溶けてしまうし、内部の構造を考えながら炙る個所とエアーを調整してます。
完全に2ストTDR250
TDR250 1988年に発売されたバイクです。
エンジンはTZR250と同じ並列2気筒の2スト。
並列2気筒の2ストはヤマハが延々と、ずうーと昔から延々と熟成させてきたエンジンです。
250の2ストは各メーカーとも最終がV型になって終わるんですが、パワー的にはV型も並列型も同じで、このTDR250も45馬力もあります。
点火タイミングが均等な間隔の並列2気筒のエンジン音は懐かしく感じます。
久々に走行テストするとパワーバンドが激せま。
NSR250みたいに普通の回転からアクセル開けるだけで加速していくのに対して、ギアを2段ほど落としてパワーバンドに入れないとまともに加速しないという2ストらしさ全開のバイクでした。
それも普通に巡航してたとするとオイルがクランクケース内とマフラーに溜まっているので、パワーバンドに入ると煙モウモウです。
後ろ走ってる車なんかオイルのしぶきがフロントウインドーに付いてるはず。
色々と2ストの欠点は多いですが、実はこの2ストらしさが大好きだったりします。
2ストエンジンは排気デパイスが進化していってマイルドなエンジン特性になっていきますが、TDR250もデパイスが付いていると言ってもマイルド路線よりパワー路線です。
このTDR250は、何でランポートに入っているかと言うと、カスタムするため。
どんなカスタムになるかはお楽しみに。
続く・・・
2015年2月24日火曜日
鈴鹿モータースポーツ祭から帰ってきた
鈴鹿モータースポーツ祭から帰ってきました。
天気が心配でしたが、午前中は曇り、午後から小雨の状況でした。
デモ走行などのパフォーマンスも中止にならずにヨカッタです。
モリワキさんのデモ走行動画
レブるまで回しきってます。
http://youtu.be/eq9FSSkJSLk
TSRさんのデモ走行動画 ライダーはサプライズで
http://youtu.be/-hpOjaJNRGQ
今回が初のイベントとなる鈴鹿市主催の鈴鹿モータースポーツ祭。
来年も続くといいですね。
2015年2月19日木曜日
鈴鹿モータースポーツ祭に向けて
ここのところ鈴鹿モータースポーツ祭りに向けて色々と準備をしていました。
担当している2輪4輪パーツ市もブース数が揃い一安心です。
ランポートでは、せっかく大勢のお客さんが来られるということで、何かお土産になるような品物を出そうと商品開発をしていました。
チタンストラップ作りました。
これは以前にプレゼントに出して好評を頂いてた物なんですが、パッケージとかもきちんと作って、鈴鹿のお土産として買っていただけたらなーと思います。
パッケージはデザインやってる所に頼みました。
プロだけあって流石なデザインです。
鈴鹿で一番マニアックなバイク屋、と書かれてあり、複雑な心境でもありますが、自分では決してそんな文章は思いつきません。
確かに、鈴鹿で一番とは言えませんがマニアックであることには違いないし、まっこれで行きましょう。
プレゼントの時には自分で色を付けられるタイプも用意しましたが、今回は着色してあるタイプのみにして文字を入れました。
表面はバフ屋さんに研磨を出したので、それはそれは輝きが違います。
価格は770円の予定です。
2015年2月14日土曜日
曲がった槍がフレームに
激しい戦闘により曲ってしまったロンギヌスの槍はモンチャリのフレームに化けようとしています。
治具なしでレーザーと差し金、水平器だけで組付け。
力技といったこところでしょか。
一応、昔のハーレーよりは精度は出てるのでヨシとしましょう。
2015年2月12日木曜日
2015年2月8日日曜日
ウインカーリレーを作る
ここ一週間は電気ざんまいでした。
ハスラー125初期型の電気系カスタムも完了し、ようやく納品。
手こずりましたー。
結局、点灯系の電圧が異常に高いという謎を残しつつも何とか完成。
初期型のハスラーは謎が多かったですね。
点灯系の電圧が弱い割に、ライト系の電圧が異常に高いという異様な電気系でした。
点火系と充電系、ライト系と別々に3個コイルが付いている初期型特有の構造もあり、ライト系だけコイルが巻き直されて問題を起こしていたという事でした。
普通のミニバイクはライト系と充電系が一つのコイルに収められています。
ややこしい話になって申し訳ありません。
結局、6ボルトのバッテリーレスにしてウインカーランプはLED。
ライトは交流12ボルトでブレーキランプも交流で点灯というのが今回のミソです。
電気の話をしていると電気が得意で詳しいと思われるかもしれませんが全然そうではありません。
必要に迫られてやっているだけで、電気が好きとか得意とかは全くないんですね。
今回もバッテリーレスの6ボルトで正確に作動するウインカーリレーを作りましたけど、配置か何か間違っていたようで、バッテリーに繋いで作動テストした瞬間にポスッという音と共に煙が出て一瞬でボツ。
2015年2月4日水曜日
2015年2月3日火曜日
KDX125のタンク修理 その①
KDX125はカワサキの125ccオフロードバイクです。
パワーもあって今でも人気のあるバイクです。
それでも製造から20くらいは経過してますから、そこそこのメンテナンスは必要です。
今回はタンクのガソリン漏れ修理です。
コックが付く付近でクラックが入っていて、チビチビとガソリンが漏れてます。
オーナーは何とか直そうとハンダ付けしたようなんですが直らず。
よく見るとハンダは付いているけどクラックを埋めるほど溶け込んでいません。
タンクをヤフオクなんかで探すという方法もあるんですが、まともなタンクを落札出来るとは限りません。
このタンク自体はサビも無く、クラック以外は状態が良いので修理する事になりました。
タンクをハンダで直そうとするのは、そもそも無理なのでロー付け又は溶接になります。
ロー付けも悪くはないんですが塗装がコゲます。
クラックをTIG溶接で付けたところで、又クラックが入るはずです。
そもそも、その箇所が構造的に弱かったからクラックが入った訳で、構造を変更するあるいは補強するという事が必要です。
貴重なバイクですから長く乗ってもらえるよう気合を入れて修理しましょう。
今回の修理方法はステンレスの板を溶接するという方法です。
この方法は、実は悩みましたけどね。
溶接とか腐食とかの専門家なら、その方法はダメだと異論が出ると思います。
そこら辺の説明と作戦については長くなるので明日に続きます。
パワーもあって今でも人気のあるバイクです。
それでも製造から20くらいは経過してますから、そこそこのメンテナンスは必要です。
今回はタンクのガソリン漏れ修理です。
コックが付く付近でクラックが入っていて、チビチビとガソリンが漏れてます。
オーナーは何とか直そうとハンダ付けしたようなんですが直らず。
よく見るとハンダは付いているけどクラックを埋めるほど溶け込んでいません。
タンクをヤフオクなんかで探すという方法もあるんですが、まともなタンクを落札出来るとは限りません。
このタンク自体はサビも無く、クラック以外は状態が良いので修理する事になりました。
タンクをハンダで直そうとするのは、そもそも無理なのでロー付け又は溶接になります。
ロー付けも悪くはないんですが塗装がコゲます。
クラックをTIG溶接で付けたところで、又クラックが入るはずです。
そもそも、その箇所が構造的に弱かったからクラックが入った訳で、構造を変更するあるいは補強するという事が必要です。
貴重なバイクですから長く乗ってもらえるよう気合を入れて修理しましょう。
今回の修理方法はステンレスの板を溶接するという方法です。
この方法は、実は悩みましたけどね。
溶接とか腐食とかの専門家なら、その方法はダメだと異論が出ると思います。
そこら辺の説明と作戦については長くなるので明日に続きます。
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