2012年9月23日日曜日

VT250 ワンオフマフラー

VT250のワンオフマフラー制作です。

VT250 ワンオフマフラー

年式は旧いけど大事に乗られれいるVT250

意外と速いバイクです。

VT250 ワンオフマフラー

今回はスリップオンのサイレンサーをワンオフで制作。


タンデムステップは外していいし、フレーム加工してもいいとの事で、マフラーの位置関係も自由にできます。

VT250

左側はレギュレターの位置が変更されています。

通好みの改造ですね。


VT250 ワンオフマフラー

一週間後 完成。

例によって途中経過の画像はありません。

VT250 ワンオフマフラー

ステンレスのサイレンサー。

タンデムステップのステーを取り外したのでサイレンサーが良い位置に来ています。


センタースタンドは残すというご要望でしたのでマフラーにストッパーを加工。

ワンオフですから可能な限りご要望には答えられます。

VT250 ワンオフマフラー

サイレンサーは削り出しのパーツで凝った造りにしています。

センタースタンドのテンションがかかるので、重くはなるけど強度持たせています。

ワンオフサイレンサー ランポート

ランポートらしさ全開のサイレンサー

ワンオフサイレンサー ランポート

予想以上の音の良さです。

VT250 ワンオフマフラー

ステンレスの質感がVTとマッチしてます。






2012年9月22日土曜日

マグナ50 ロンスイ

マグナ50のロングスイングアーム加工です。

マグナ50 ロングスイングアーム

オーナーの手にによってカスタム途中のマグナ50。

15センチスイングアームをロングにしてほしいとの事。

15センチは結構長い。

計算してみるとサスに掛かる荷重は約2倍。

サスの変更も必要だけどマグナ用で荷重が2倍のサスなんかは無いんだよね。

今回は将来リジットのする事を前提で、サス位置変更無しのサス後ろ側を延長する方法に。

大事な所はオーナーとよく相談しないとね。

延長するだけなら何て事ないんだけど強度が心配。

マグナ50 ロングスイングアーム


外したスイングアームの寸法を測定して簡単な構造計算してみよう。

スイングアームの鋼材は 25X40X1.6

とりあえず、片持ち梁のたわみ計算という基本的な計算。

片方のスイングアームに100キロ荷重をかけた時どれだけたわむか。

最近便利になってパソコンに入力するとすぐに計算できるんです。

ノーマルがスイングアームのサス付け根からリヤアクスルシャフトまでの距離を100ミリとして、たわみ量は
0.037ミリ

この数字が少ないと、剛性があるという事。

150ミリロングになるとしてたわみを計算すると 0.58ミリ。

0.037ミリから0.58ミリになったんだから150ミリロングになるとすごくたわむのが分かる。

そこで補強だけど何ミリの板を使えばいいか。

仮に3ミリ板厚を増やすとして計算するとたわみは 0.182ミリ

ノーマルと同じたわみにしようとすると鋼材の外径を変えて倍くらい太くないと追いつかない。

現実的には剛性が弱くなるのは妥協するとして、補強の位置を考えてある程度しなるけど折れないというのが妥当な設計なんだね。

実際に折れるまでの計算も重要だけど、バイクのフレームは一部分だけ強度上げても他の箇所にクラック入ったりするから、しなるけど折れないという設計がベストだったりするんだね。

そういう意味でも、たわみ計算だけでも最低限しておくと安心なんですね。

感だけでのカスタムは危険です。

マグナ50 ロンスイ

マグナ50ロンスイ

作業途中は画像ありません。

150ミリ長くして違和感ないよう補強し、粉体塗装されたスイングアーム。

角パイプも追加してねじれにも対処しています。

マグナ50のロンスイ

カッコイイんじゃないですか。

マグナ50 ロングスイングアーム

実は中間部分で伸ばさず、カットした箇所から後ろは新しく鋼材を削って作り直しています。

溶接箇所を減らして、いかにも継ぎはぎしました、という風にならないようにしています。


マグナ50 ロンスイ

長くなってチェーンが外れるのも嫌なのでチェーンガイドも付けました。

これで依頼された作業は完了。

この後はオーナーによってカスタムが熟成されるでしょう。

自分で出来ることは自分で、溶接など加工が必要な箇所はランポートで。

こんなカスタムもアリで、安心安全で楽しめればいいんじゃないでしょうか。



2012年9月15日土曜日

RBエンジンの6連スロットル

本日のお題です。

RBエンジン用の6連スロットル製作依頼。

RB 6連スロットル

左側のボディーを加工して右のスロットルを付けたい。

6連スロットル

右はAE101の物。

出来は悪くないけどアルミ溶接時のひずみで反っています。

ひずまないよう、どんな作戦でいこうか考え中・・・

急ぎではないが一ヶ月以内には仕上げたいところ。

続く





2012年9月14日金曜日

アイスノン

昔、アイスノンという商品名で氷まくらがあった。

今でもあるのかなー

同じような品物で犬用発見

チャコのお気に入りグッズです。

チャコ


歳のせいか一日中寝てばっかです。





2012年8月31日金曜日

X4 チタン フロントフォークカバー

以前、ワンオフで制作したチタンサイレンサー

X4

バーナー焼きではなく発色加工で鮮やかな色がオーナーお気に入り。

X4 チタンマフラー

今回はこの色に合わせてフロントフォークカバーを制作

X4 チタンフォークカバー

発色加工とは塗装でもなくメッキとも違います。

酸化皮膜の厚さでこんなグラデーションにできるんです。



アクスルボルトとフエンダーステーの部分を丸く加工して貼り付け

X4 チタン

オーナーのご希望通りの仕上がり。

サイレンサーの色とフォークの色がマッチしてます。

こんなのもワンオフできます。


ランポート ホームページ



2012年8月12日日曜日

エアコンがこんな時に故障

なんてこった という事件は意外と頻繁におきるものだ。

明日から夏の連休という日に車のエアコンが効かなくなった。

自家用車兼、社用車のADバン

ADバン

NSR50も積めてしまう便利なお気に入りの車なんだけど

ADバン エアコン

コンプレッサーが固着してマグネチッククラッチが滑っている。

ベアリングもイカれているのでエアコンスイッチを切っても走れる状態ではない。

故障知らずの今時の車でも故障はあり得る。

それは分かっているので何とも思わないんだけれど。

日頃の行いが悪いのは自覚しているが、よりによってこんな日に故障しなくてもいいんじゃないか?

修理するのは商売柄問題ないんだけど8月12日、部品なんか手に入る訳がない。

せめてもう一日前だったら何とかなっただろうに。

明日からの連休で出かける予定だったんだけど。

まあ出先で故障するよりマシというか、日頃の行いが実は良いせいで絶妙なタイミングで故障してくれたのか、プラス思考の自分としてはラッキーと思いたい。

レンタカー借りて出かける事にしよっと。


2012年8月11日土曜日

エキパイバンテージ


セブンのエンジンルームの加熱を少しでも和らげるためにバンテージを巻いてみた。

グラス繊維ではなくセラミック繊維に金属繊維も織り込んである耐熱性が高いタイプ。

どれだけ耐熱性があるかテストしてみた。


バーナーで炙ってやった。



金属繊維は燃えてしまったが、セラミック繊維は生き残っている。

使えそうだ。




2012年8月9日木曜日

パーコレーションを食い止めろ

フレーザー7のウエイバーキャブ、真夏にガソリンが沸騰するパーコレーションという症状が出る。

ラジエターファンのマッチングも悪いようで、風がプロペラの後方というより外周に向かって流れるファンの形状だ。

ラジエターファン

このラジエターファンを利用してキャブに風を送るように考えた。

パーコレーション

パーコレーション

ダクトでキャブに導いいた風量も結構あってよさそうな感じだ。

走行テスト後も今までアツアツだったキャブがひんやりと冷たくなった。

この作戦、成功のようだ。

ランポート web





2012年8月3日金曜日

なおかつ暑いんで屋根にスプリンクラーを付けてやったぜ

天井の穴が大きくなるにしたがい微妙に涼しくはなっているが、まだまだ暑い。

スプリンクラーはどうだ。

ネットで調べると一番安いので600円で出ている。

よく見るとビバホームのオンラインショップじゃないか。

ビバホームはすぐ近くのホームセンターだ。

早々買いに行くと598円で売っていた。

スプリンクラー

プラスチックの耐久性なさそうな感じだが、角度調整も出来て悪くないんじゃないか。

チャコもこればいい買い物だと喜んでいる。

屋根スプリンクラー

北瀬が劣化して割れそうなスレートの屋根に登り取り付ける。

ランポートに入ってから高いところに登るのも慣れてきた。

屋根スプリンクラー

バイク屋らしくない仕事を喜んで?している北瀬。

水を出してみた。

屋根スプリンクラー

ええ感じじゃないですか。

水に濡れて足を滑らせるか、スレートを踏み抜けるかしないうちに急いで逃げる。

右手に持っているのが中部電力の電線。

恐れを知らない男だ。

屋内に入ると何だか涼しい。

屋根スプリンクラーの効果は絶大だった。

もっと早くから設置していればよかった。


請求書という恐れを知っている自分は水道メーターのチェックを忘れてはいない。

一時間水を出していて0.5トンほど使っていた。

一日6時間スプリンクラーを使うと3トン。
一ヶ月20日使っったとしたら60トン。

結構燃費が悪いんじゃないか?

鈴鹿市の水道料金は20トンまでトン当たり63円。

20トン超えてから倍以上高くなる仕組みになっている。

幸いにしてランポートのある地域は下水道が無く、下水道料金が発生しない。

田舎って何て素晴らしいんだろう。

下水道料金が要らないといっても月間60トンはキツイ。

いつの間にか水道のコックは閉じられているのであった。

本日の仕事は窓を締めきっての溶接と、ステンレスパイプを真っ赤にバーナーであぶって曲げる手曲げマフラーの制作だった。

夏らしい仕事でさわやかな汗を何リッターかは流したが、スプリンクラーの水の量よりははるかに少なかった。









2012年8月2日木曜日

エキマニ割れの修理

ターボ用にエキマニの修理。

ターボ用は特に消耗品のような物だが、今回は修理してみる。

エキマニ修理




内部から電球でクラック部分を確かめる。

見えている部分はそのまま溶接できるが、見えない部分はこの方法で確かめる。

パイプの見えない裏側でクラックというか大きな穴が空いているようだ。


見えないというか溶接トーチが入らない箇所の修理は切り開いて内部から溶接するしかない。

エキマニ 酸洗

いつものように酸でステンレス表面の悪い組織を溶かす。

事前の作業で溶接強度が上がり、修理後の耐久性も向上する。

エキマニ修理

内部の状態が想像以上に悪く切り開く面積も多くなる。

内側からクラックの入った箇所、クラックが入りそうな箇所を溶接していく。

エキマニ 溶接

切り開いた部分を溶接で戻してフランケンシュタインのようになったエキマニ。

溶接でコテコテだけど以前より排気流れがスムーズになっているはずだ。

ここまで傷んでいるエキマニも珍しいけど、初期段階なら修理できて性能上げる事もできます。