2013年4月19日金曜日

キャブレター オーバーホール




昨日入庫したCB400SFのキャブレター オーバーホールです。

乗らずに放置してあったバイクは、劣化したガソリンが固まってキャブの中に詰まります。

よほど条件の良い保管でなければ、だいたい半年乗らなければガソリンは腐ります。
直射日光が当たったり、温度が上がる車庫でも悪くなりやすいです。

劣化したガソリンはタンクを錆びさせたり、キャブを詰まらせたりするので、対策としてはまめに乗るしかないですね。

4輪の場合はタンクが加圧式なのでタンク内に空気が入っていない状態をキープできます。

タンク内に空気というか酸素が入ってなければ、ガソリンは劣化しにくいので数年間放置してあっても一発でエンジンが始動したりする事あります。

それではバイクでもタンクを加圧式にすればガソリンが腐らないんじゃないかと思いますよね。
その通りで4輪同様、加圧式タンクにすればガソリン腐らないし錆びる事もありません。

それなのに何でバイクのタンクが加圧式でないのか?

コケてタンクに小さな穴が開いたとしたら。プシューとガソリンが噴出すんですね。
それば怖いでしょう。
そんな理由で昔ながらの大気開放タンクが今でも使われています。

一部例外もあってビッグスクーターのタンクで加圧式になってるのがあります。
スクーターならコケてもタンクがダメージ受けませんから問題なしですね。

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2013年4月18日木曜日

タンクコーティング完了 今年5本目


今年に入ってタンクコーティング、5本目になります。
バイク屋からの依頼もあるので、意外と多く作業してますね。

このタンクは以前の記事、タンクの中から謎の物質が出てきた記事
のタンクです。

結局コーティングをして使おうと言う事になりまして、内部に以前のコーティングが残っているし、油脂分もあるので意外と大変でした。
以前のコーテイングは剥がせないんですけど、油脂分はトルエンでジャバジャバ洗い流しました。
シンナー中毒になりそうでした。あるいはなっているかもしれない・・・

今日は天気が良かったのでコーテイングがうまく硬化し成功です。

錆びたタンクは新品に変えた方が簡単なんですけどね。
それでも今時のタンクは新品の金額が高いですし、直して使った方が安く仕上がります。

旧いバイクなど穴が開いてるのもありますけど、穴の補修とサビ取り、コーティングもできますので、ご要望がございました電話ください。

実は次のバイクも入っています。
CB400SF 新車のような綺麗さなんですけど数年間乗ってないのでタンクサビサビ。
キャブもアクセルが動かないくらい劣化したガソリンでコテコテです。
キャブは完全オーバーホールになるので、作業しましたらアップします。



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2013年4月12日金曜日

スポーク張替えはコツが要る

スポーク張りは難しそうに見えて、慣れると普通に出来たりします。

慣れるまでには、そこそこの本数をこなさないといけないんですけどね。
コツみたいなもんです。

最初は自己流で、コツを習得するまで苦労してました。

ホンダが以前に出していた電動アシスト自転車、ラクーンなんですけど、バイク屋で販売する事になったんです。

長年バイク屋さんしてるところは自転車も扱っていたりします。
バイク専門店の場合は自転車をイジッた事はないんです。

電動とは言え自転車を売るには自転車整備士の免許が必要だろうとなりました。
免許試験はバラバラの自転車を30分ぐらいで組み立てなければいけません。
スポーク組の時点でとても出来そうにありません。

そこでバイク屋が何件か集まって自転車組み立ての講習会をやったんです。
先生は自転車屋さん。

この講習会で初めてスポーク組の基本を教えてもらったんです。
自己流で苦労してたスポーク組が、コツを教えてもらう事で楽に出来るようになりました。

スポーク組は自転車屋さんが最強にうまいです。
講習会に参加できたのは貴重な経験でした。

ちなみに電動アシスト自転車の特許はホンダが持っていました。
4輪の電動パワステの応用で、トルクの変化でアアシスト量を変化させるというシステムでした。

ホンダが電動アシスト自転車から撤退して、その後ヤマハが売り上げを伸ばしました。
今では原付バイクより電動アシスト自転車の方が販売台数が多くなっています。
講習会の時には、そんなふうになるとは思ってもみませんでした。

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2013年4月9日火曜日

モンチャリ子が嫁に行ったよ



4月6日に行っていた鈴鹿さくらまつり ↓
http://www.bikebros.co.jp/community/ANC_view.php?id=4818&uid=KD0CEQfF

浅尾美和さん4日前に結婚してたんですね。
新婚ホヤホヤだったなんて、知りませんでした。

うちの娘、モンチャリ子も今日嫁に行きました。

ライトバンに乗せられて嫁いで行きました。
嫁ぎ先にはモンキー兄さんもいるようで、大事にしてもらえると思います。

末永く幸せに・・・

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2013年4月7日日曜日

TZMミニモト耐久レーサー製作中 途中経過

TZM50にYBR125のエンジンを載せるミニモト耐久レーサー
途中経過です。

あまり進行してないようですけど、地味に作業してます。

最初の設計が大事ですので、エンジンの位置関係、寸法出しに時間掛けました。

ようやくベストな位置を探り出してエンジンハンガーの加工に入ってます。

エンジン載せ替えるだけなら意外と簡単なんですけど、速くて壊れないバイクを作るのは手間が掛かります。

続く・・・

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タンクから謎の物質が出てきた。




エンジン不調の原因。

燃料の出が悪いようなので、とりあえずフィルター見ると詰まっている。

燃料コックも詰まっているようだ。

タンクからガソリン抜いてみると樹脂のような見たことない物質が出てくる。

昔、タンクキャップにキーが付いてなかった時代に砂糖とか入れるイタズラがあった。

どうも砂糖のような物でもないし、タンクキャップもキーが付いているから異物を入れられる事はないだろう。

バイクは中古で買ったばかりだが、バイク屋でタンクの錆び取りとコーティングの後に納車。

謎の物質の正体はそこら辺にありそうだ。

想像するには、タンクのコーティングが完全に固まる前にガソリンを入れたのではないかという疑惑。

表面だけ乾燥していて完全に硬貨を待たずにガソリンを入れたのではないかという疑惑。

ガソリンと半生のコーティングが反応して樹脂のような物質が抽出されたような気がする。

ランポートで売ったバイクでもないし、タンクの作業もしてないので分からない部分もあるのですが、タンクコーティングで失敗してる気がします。

タンクの錆び取り処理とコーティングは意外と難しいです。
貴重なタンクも取り返しが付かない事にもなりかねません。
お気をつけください。

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鈴鹿さくらまつり 行って来ました

今日は予想通り雨でした。

雨の中行きましたよ鈴鹿さくらまつり。

テントが吹き飛ばされる前に早々に引き上げましたけど。

モンチャリ、やはり目立ちますねー

注目度もウケもバツグンでした。




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2013年4月3日水曜日

CBR1000RRのリヤサススプリングを変えて足付きを良くする

CBR1000RR スポーツバイクというよりレーサーなバイクです。

バンク角を稼ぐためにシートが高く、小柄な人には怖いシート高です。

リヤサスのスプリングを変えてシート高を低くする作戦。

サスの全長替えたり、リンクを替えないと実際は低くなることはないんですが、初期沈みが違うのでそれが狙いです。

一人乗りで体重も軽い場合、バネレートを弱くするのはセッティングとしては良い方向です。

何はともあれ乗りやすい方がいいですね。

それでもシート高をもっと低くしたい場合はフロントサス、リヤサスの全長やリンクの変更などアライメントを変えていく方法になります。

一本サスのリヤサススプリングは強力です。
下手すると大怪我しますので慎重に作業します。

本当は専用のプレス治具が必要なんですけどランポートではそんな作業はめったにしないので持ってません。
2本サス用の工具で作業しました。
決して真似はしないでください。
スプリングが外れると指なんか簡単に吹っ飛んでしまいますので・・・

以前に別の作業なんですけど、スプリングが外れて指を挟んだようになりました。
痛いなんてもんじゃなく完全に指が飛んだと思いました。

指は運良く残りましたけど、スプリングは舐めてかかると恐ろしいと実感しました。
一緒に作業していた人間にそれは危険だと注意されてたんですが、言うこと聞かず、人の忠告は聞くもんだと反省しました。

ん? 今日の作業も危険さは変わらないし・・・懲りてないのかぁ?

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2013年4月2日火曜日

カブのウインカースイッチは右だけど左に変更






カブのウインカースイッチは右にあります。

アクセルを操作しながらウインカーを出すのはやりにくいのですがカブの伝統です。

これは蕎麦屋さんか出前をするとき左手で蕎麦を持つ。
片手運転でウインカー出せるように右側にスイッチが付いてるんです。

さすがに今時片手運転はしないだろうとは思いますけど、その伝統が今でも続いているんですね。

今回はウインカースイッチを左にしよう作戦です。

バイクは前回、ビッグスロットルにして速くなったカブ110です。 ↓
http://www.bikebros.co.jp/community/ANC_view.php?id=4567&uid=KD0CEQfF

プッシュキャンセルでなければモンキーなどのパーツを流用できます。
プッシュキャンセルでアルミ色は現行のトゥディかズーマーがそうなってます。

ポン付は不可能ですので配線をハンダ付けして加工しました。

ついでにラバーマウントのハンドルもクニャクニャして気持ち悪いのでリジット化しました。

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2013年4月1日月曜日

モンキーのカスタム ロンシンエンジン


フレーム延長を終えたモンキー。注文していたエンジンが到着。

メーカーはロンシンです。
いわゆる中華なんですけどロンシンなら大丈夫・・・だろう。

125cc、2次クラッチのこのエンジン、基本的にCD90の腰下にウエーブみたいなヘッドが付いていてイイとこ取りのエンジンです。

中華は弱点もありますけど、アレンジすれば意外と壊れないエンジンです。

アレンジすればというのは、このエンジンの弱点と言えるてギアが入りにくいのを直す事。
今回はエンジンに火を入れる前に直しておきました。

右側ケースを開けると正にCD90です。
クラッチ、フライホイールもCD90と同じ。
オイルポンプは形状が違っていて大きそうなのが付いています。
ケース自体はバリもそんなに出てなくて悪くない感じ。

改良する点はシフトドラムを動かすパーツを修正。
パーツのエッジを落としてスムーズにシフトアームが動くように加工しました。
これらのパーツはモンキーの純正と同じ形状ですので、ホンダの純正パーツを使う方法も有りです。




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