2016年9月28日水曜日

これはXLR250R BAJAですよ

XLR250R BAJA

このバイクはサービスエリアなんかで、何ていうバイクですか?と聞かれるらしい。
バイクというのはタンクで個性が出るので、タンクが変わると何のバイクか分からなくなりますね。

マニアな人はライトでBAJAだと分かるけど、今ではBAJAすら珍しくなりました。
ちなみにBAJAと書いてバハと呼びます。

カルフォルニアのBAJAという所でオフロードレースが行わるるので、そういった感じでBAJAというネーミングになったのでしょうね。

日本ではオフロード言えば林道。
最近では田舎の小さいガソリンスタンドが軒並み閉鎖になってきていて、林道走行をしようと思うとガソリンの残量が心もとない。
そこでビッグタンクとなるわけですよ。

今回のタンクは何の物かは不明だけど、結構入りそう。
おそらくヤマハあたりのエンデューロレース用と思われるプラスチックでできたタンク。
これを利用してXLR250R BAJAに付ける作戦。

XLR250R BAJA
なんの車種かは不明なタンク

マフラーの制作


塗装してキレイになりました

高いけど品質最高なシート

スプロケも特注で制作しました



2016年9月27日火曜日

35年前のシビックカントリー

シビックカントリー

ランポートは旧い車やバイクを専門にしてる訳ではないんだけど、色々と年代物の車両が入庫してくる。

今回はシビックカントリーで1981年モデルだから35年も前の車。
シビックシリーズの中で2代目になる。
今では中々見かけなくなったね。
エンジンはCVCC.

このエンジンはホンダの歴史で必ず語られるもので、当時の厳しい排ガス規制に初めて通ったホンダの自信作。

初代シビックが出たころは触媒が開発されてなくて、インジェクションもまともな物がない時代にエンジンの設計だけで排ガス通そうというのは困難だったはず。

このシビックカントリーはCVCCだけど初期の触媒が付いているタイプ。

触媒の性能が良くなって普通のエンジンでも排ガス規制が通るようになりCVCCの役目が終了するようになるけど、CVCCはパワーもあってメカ的には面白いエンジンだ。

構造的にややこしいエンジンなだけに、当時もエンジン不調は色々とおきていたし今回のシビックもアイドリング不調にみまわれている。

私もこの業界に長くて、ホンダSFというホンダの整備部門に所属していたものだから初代シビックとかはかなり整備してた。

今回も何十年かぶりの整備になるけど、意外と懐かしいという感覚は無くて、延々と現在に至ってる感じ。

キャブが怪しいので、まずはオーバーホ-ルから始める
シビックカントリー

シビックカントリー


CVCC
インテークポートはCVCC用のポートと通常のポートの2つあり






謎肉がいっぱい


猫が食べたがっている


いらない

2016年9月24日土曜日

昔のシャリー 弱い電装を何とかする

昔のシャリー 6ボルトのポイント式は電気が弱い。

ウインカーとか点かなくなるし、バッテリー変えてもすぐにダメになる。
初期型は1972年に発売なので40年以上前のバイクなんですね。
電気弱いのはしょうがないかな。

とは言っても、普通に安全に走りたいわけで、ウインカー点いてホーン鳴ってブレーキランプも問題なく点いてほしい。

12ボルト化するといいんだけど、発電能力が落ちていて12ボルト化が出来ない場合もある。

同じ車種のバイクでも個体差があって発電能力に違いがあるんですね。
基本的にはコイルが悪くなければ電圧は同じなんだけど、ローター側の磁力が違う。

フライホイールローターには磁石がはめ込まれているんだけど、さすがに何十年も経つと磁力が弱くなってくる。

磁石が弱くなると発電能力も弱くなのが個体差の違いかな。

6ボルトのバイクでも12ボルト以上出ていれば12ボルト化はできる。

だけど、12ボルト出すだけの能力がない場合、8ボルトとか10ボルトとかしか出ない場合は、6ボルトのままで電装類をリフレッシュするしかないんですね。

今回のシャリー、電圧を計ってみると12ボルトに達していなくて6ボルトのままで作業を開始していきます。