2013年2月28日木曜日

カブ110 BIGスロットルで速くなったよ







本日は予定通りカブ110をビッグスロットル化します。

カブ110はインジェクションですので、キャブ車でいうビッグキャブ化と同じような事をします。

この作業はこれで2台目になります。
前回作業した内容は
http://runport.com/custom-bike/cub110-2/cub110-2.html
インジェクションについて、小難しい事書いててあるので興味のある方は見てください。

カブ110にはスロットルボディーの大きいいのは販売されてません。
作る訳にもいかないので他車の物を流用します。

流用するスロットルボディーはPCX125の物。
カブ110の口径は19パイ。
PCX125は23パイ。
開口面積で1.46倍です。
ノーマルの全開より1.46倍多く全開できるので速くなるだろうという作戦です。

当然、PCX125のパーツがそのままカブ110に付くはずは無いので、アタッチメントを作ります。

アタッチメントはワンオフで時間が掛かりましたが、本日走行テストまでは出来ました。

インジェクションのECUはノーマルです。
ノーマルの方が自動補正が働いてお手軽に速くなります。
何故ノーマルなのに速いのかは上記のリンクに詳しく書いてあります。

お手軽に速くなるカブ110。
今までボアアップやビッグキャブ、スーパーヘッドなどで苦労してたのが嘘のようなお手軽さです。
セッティングも必要なく、自動でECUがセッテイングしてくれます。
インジェクション偉いですね。

このパーツは製品化する予定ですが、エアクリナーボックスくり抜いたり、配線を延長したり、インジェクションの高圧ホースを抜いたりと、キットにしては難易度が高いのでどうしようかな~と考え中でもあります。

アタッチメントは製品化するとしたらアルミ削り出しになるので、今日加工屋さんに行ってCADデータを渡して見積もり依頼して来ました。
そもそもカブ110をパワーアップ、需要があるのでしょうか?

ランポートでの持ち込み作業でよろしければ、同じような加工ができますのでご、希望の方はご連絡ください。
キットでの発売はどうなんでしょうかねー。

今日は仮組みでの走行テストで終わってしまいましたが、明日細部を仕上げて完成予定です。



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2013年2月26日火曜日

エイプのビッグタンク交換に ひとくふう




エイプをビックタンク化しようというお題です。

エイプはタンクが大きそうに見えますけど、5.5リットルの容量しかありめせん。
もう少し大きいのに変えたいという要望は多いかと思います。

そこでポン付けでビッグタンクが無いかと探しても、中々安くて良いのがありません。

ビッグタンクの国内メーカーではキタコさんぐらいでしょうか。
キタコさんの製品はお値段も手頃ですが塗装する必要があります。

そこでもう一つの選択肢は中華しかありません。
一万円以内で買えて塗装済みです。

しかし・・・ 中華大丈夫か? 安いけど問題ないのか? 心配ですね。

奈良時代に日本人が憧れていた大国、中国。
あまりにも憧れすぎて都市計画まで中国の真似をしたぐらいです。
その中国を悪く言うつもりは毛頭無いのですけど、タンクに関してはそのまま使えません。

何故か。
新品タンクの中が錆びているんです。
輸入販売している所もタンクの中は防錆剤が入っているけど錆びていると、はっきり書いてあります。正直です。

それでは、CB72で作業した通り錆を落としてコーティングしたら使えるのか。
使えるんですね。

CB72の時のタンク錆取り作業
http://www.bikebros.co.jp/community/ANC_view.php?id=4439&uid=KD0CEQfF

今回の錆落としも花さかGタンククリーナー。
内部コーティングは今回、POR15を使います。

錆びているといっても底の方が少し錆びているだけで、錆は簡単に落ちます。
それで完成でもいいんですけど、念のためコーティング。
POR15は実績もあり値段も安く作業も楽です。
今回の作業はこれでいいでしょう。

CB72みたいに入手困難なタンクは、高いけどより性能の良いワコーズを使います。
ケースバイケースで使い分けます。

錆落とし、塗装、乾燥などで一週間ぐらいは時間を要します。
手間ヒマかけても、やるだけの効果はあります。
これでツーリング、通勤などで安心して走れますね。



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2013年2月24日日曜日

CB72 ついにエンジン始動

ついにエンジン始動です。

タンクのコーティングも2回行い、キャブの問題も解決しいよいよ本日エンジン始動です。
時間掛かってますけど、あせらず確実、ていねいに作業を進めてきました。

キック数発、 ブボボーン と問題なく掛かりました。

エンジンの異音も無く状態は良さそうです。

エンジン掛かっている間に充電量のチェックをします。
残念ながら、というか予想通り充電していません。

アース線とかカプラー類の腐食もあるので、次は電装類の整備です。
整流器も怪しそうなので、電装類は現代のパーツを流用して整備したいと思います。

本日は他にも修理車両があるので、CB72の電装整備は後日にアップします。
















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2013年2月22日金曜日

チタンテールエンド ぷちワンオフ









近修理ネタが多かったのですが、地味にパーツの加工もしています。

今回製作した物は4輪のマフラーエンドなのでジャンル違いですが、バイクにも応用が効くだろうと言う事でご勘弁ください。

ドイツのマフラーREMUSのエンド部分を切り取って、チタンにしてしまおうという作業です。

車はBMW ステンレスのエンドも高級な作りなんですけど、皆同じようなデザインになっています。
人とは違う物を付けたいという欲求が出てきます。
ワンオフですね。

80パイのチタンパイプをスラッシュカットして4本出し。
二股部分もチタンで作ると高くなってしまうので、REMUSのテール部分を加工してチタンパイプを一体化しました。

作業の山場は80パイ、厚さ1ミリのチタンパイプを10度斜めにカットする所です。
メタルソーという切断機を使います。

マフラー屋が普通使うのは60パイぐらいまでなので、もっと小さいメタルソーで切ります。
80パイを切るには大型のメタルソーが必要になります。
ですが困った事に大型のメタルソーは刃の厚みが3ミリ。

3ミリの厚さのノコギリで、厚さ1ミリのチタンパイプを斜めに切るのは至難の技です。
切り方が悪いとバリッとパイプが変形するんです。
今回は専用の治具を作って慎重に切断できました。

チタンパイプを失敗するとすごく痛い。
スゲー高価なんです80パイのチタンパイプ。
成功してヨカッタ。

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2013年2月20日水曜日

1969年のCB250  走りはどうだ













本日も珍しいバイクが登場。

TD2でお馴染みのT氏が乗って来られました。

CB250、CB72の後のバイクです。

当時のバイクは走りはどうだったのか?
もちろん今のバイクより遅いのは当然ですけどね。

ですかどこのバイク、CRキャブが付いてます。
しかもハイカムまで付いたレーシング仕様。
レーサーT氏の極秘チューニングも施されています。
このエンジンでサーキットも走っていたらしいです。

乗ってみたいですよねー。
お願いして試乗させていただきました。

タンク下のキーを回してセルボタン。
回りません。
スターターモーターは外してあるようです。
キック使って始動。アクセル重い。
CRキャブのせいもあるんですけど、当時のグリップは細いんですね。
重く感じてしまいます。
完璧に整備されたこのバイク、ミッションもクラッチも何の問題もなく普通に作動します。

走りはどうか・・
フラットトルクでスムーズ。
車体が重いせいもあるのか、ガツンとくるトルク感はありまえん。
これは予想通りでした。
決して遅いわけではありません。今のバイクと比べても普通に速いです。

ハイカムという事でもう少し回してみます。
8000回転超えたあたりからパワー感が出てきて、どこまでも回りそうです。
分かりやすいハイカムです。
T氏の味付けもあると思いますけど、高回転をキープして走ればサーキットでも速そうです。

1969年というと40数年は経過しています。
バイクもきちんと整備さえすれば普通に走れること実感しました。

本日も色々作業していたんですけど、まだ報告出来る内容ではありませんでした。
結構忙しいです。

業務連絡
CB72オーナーのHさん。キャブの所で別の問題が発生しています。
根気がいって肩がこるかもしれませんけど、楽しい作業が待ってます。
時間が有る時、作業しに来てくださいね。

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2013年2月19日火曜日

カブ110をパワーアップさせる かも




入庫していたカブ110プロ。
今回のプチカスタムはグリップヒーター取付とナビ取付です。

難しい作業ではないんですけど、パーツの入荷が遅れたりして仕事がはかどってないです。
明日中には仕上げたい・・・

プチカスタムのついでにパワーアップしたらどうかと提案させていただきました。

入庫しているカブ110プロのマフラーはキタコさんのが付いてます。
溶接がキレイですねー。
安くて品質が良い品物作るキタコさん、さすがです。
ハンターカブみたいな外観もいいんじゃないですかー。
あとはパワーです。

今回提案したのはビッグスロットル。
キットは売ってないですけど以前に作った事あるので、同じ仕様にして速くなるはずです。
この作業はオーナー次第で行うかもです。
たぶんすると思いますけど。
これはキットで販売してもいいかなーとも考えています。
こういったパーツのご要望はあるのかなー。


これはまだ未定ですけど、NSR50のフレームにWR250のエンジンを積むプロジェクトが始動するかもです。
お客さんと細分の打ち合わせ、見積もりなどまだですので、受注を受けれるか分かりませんが、ぜひやりたいですね~。
ブランドボイスにも作業経過をアップできたら面白いかと思いますし。

いつも多くのアクセス、ありがとうございます。
コメント入れてもらえると、よりウレシイです。
前回のホーン君のネタ、スベってるのかなー。

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2013年2月17日日曜日

ぷ嬢さまのその後 ホーン君はワルじゃ無いのに




新しい展開です。

昨日に犯人と断定されたホーン君。
ゴミ箱に入れられようとした時、ふとホーン君の容疑に疑問点が浮かび上がってきました。

ホーン君の内部で回路がショートしているとして、もしショートしていたとしてもホーンスイッチを押した時だけアースに落ちるはずです。

ホーン君のホディーはプラスチックなのでステーとは絶縁されています。
という事はホーンスイッチを押してない間は、交流のプラス線はどこにもつながってない。
という事はホーン君は無実で、悪くは無い事になります。

ホーン君、危うく無実の罪で人生が終わってしまう所でした。
冤罪というものは、こうして発生するんですね。

ホーン君は、ぷ嬢さまの為にけなげに頑張っていたんです。
ぷ嬢さまが危険な目に合いそうになると大きな音を出したり、ぷ嬢さまの友人とすれ違う時もププッと挨拶したりして、けなげに働いていたんです。

ホーン君、申し訳ない。俺が悪かった。
俺はまだ未熟もんだ。CRCかけるから許してくれ。
真犯人は必ず見つけるから・・・・

ぷ嬢さまを苦しめていた真犯人は、ホーン君に付いていた端子ちゃんでした。
端子ちゃんは小さく目立たない存在ですが、二股とか三股とか平気でする大胆な性格です。

ホーン君に付いている端子ちゃん。プラス線を二股にしていたんです。
その一つの線が端子ちゃんとの接触をこばんでいたんですね。
人間世界でもよくある事ですけど、バイクの世界でもよく起こりがちな事です。

2本の線を端子ちゃんと二度と離れないように、ペンチでカシメてやりました。
裸のまま風雨にさらされてた可哀想な端子ちゃんも、ビニールのカバーをしてあげました。
これで安心です。

ウインカーレンズのネジが長すぎて、配線に当たってショートしているという問題も発見されましたが、ネジを短くするという方法で直されました。

ぷ嬢さまの病気はこれで治りました。
ぷ嬢さまは若そうに見えて意外と高齢です。
というかすごく高齢です。
又、悪い所も出るかもしれませんが、ランポートで一生懸命直します。

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明日の月曜日は定休日なのでネタが無く、ブログはお休みです。
今週中に新商品の発表もする予定でしたが、少し伸びそうです。
面白ネタのバイクが今日も入庫しましたので、来週に記事をアップします。
お楽しみに。