2015年4月16日木曜日

メーカー欠品のCDI について考える

このブログに時々コメント入れていただく くまおやじさんよりメールあり。

愛車のXLR250バハのCDI が手に入らないけど何かいい方法は無いだろうか?

特に電装系のパーツは欠品するとメーカーが再販する率は低いですね。

バイクの場合、車と違って何十年も前のが普通に走ってたりする。

たとえば車で40年前という車はめったに走ってるのを見ないけど、バイクの場合は30年とか40年前のが普通に走ってるのが不思議。

メーカーの対応が悪いという意見もありますが、実はそうでもないんですよ。

メーカーの担当者はだいたいバイク好きな人と思ってよく、無くなったパーツは一般の人と同じように手に入れたいと普通に思ってたりします。

それで、実際優先順位はあるけど欠品したパーツは実は人知れず作っているんです。

ホンダのバイク屋はオンラインで在庫数が分かるようになってます。

そこでたまたま人気車種のパーツが残り一個とかになってたりすると買い占めようと悪いこと考えます。

そして在庫として買い占めてからしばらくしてオンライン見ると在庫数50とかになってたりする。

意外と作ってるんですよ

世界的によく売れた車種、人気度が高くて今でも乗ってる人が多い車種など再度パーツを作ってるんですね。

それでも再販が困難なのは電気系パーツ。

これは電気パーツメーカーが作ってないので再販は不可能な場合があり、電気パーツメーカーは何十年も前の時代遅れで性能が悪いパーツを作るはずがないですからね。

それでは修理となりますが、特にCDI はブラックボックスになってて修理が困難です。

一応電気パーツが悪くなるのは基盤の中の電解コンデンサーの寿命が来るというパターンが多いと思います。

電解コンデンサーというのは内部に電解液が入ってるので、液が漏れるとか劣化するとかは避けられません。

壊れたCDI とかは基盤に覆われたゴムを丁寧に取り除いてコンデンサーを変えると治ったりします。作業はすごく大変ですけど。

さて、今回のXLR250バハ。
CDI が欠品しております。

この時代の点火系というのはポイント式の発展型なので交流CDI が多いです。

バハの場合はライトが2個なので発電機が大きく、その発電能力を生かして直流CDI を採用しています。

いわゆるフルトラと言った方がいいかも。

その直流CDI を採用してるバイクがほとんど存在してなくて他の車種の流用も効かないんです。

ただ普通に点火するだけだったら簡単だけど点火時期、進角特性というのがありますからね。

XLR250バハに乗ってる人もまだ多いと思うので何とかしたいですね、CDI。

続く・・・

ちなみに上の画像はトゥデイのCDI 直流タイプだけど点火特性が違いすぎて使えません。

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