CR-X インジエクション化 パート5になり、まだまだ続いています。
いったいいつになれば終わるのか。
もう少しですよ。あと数回で終わりますよー。
今回は信号系のお話。 頑張ってねー と言いたい。読者に。
エンジンが回転するとき、クランクの位置関係を正確にECUに信号を送る必要があります。
上の画像は信号を取り出すパーツ。
右がCB1300 SC54後期型のクランク角センサーのローター。
中央が前期型。左が前期型のカムに付くローター。
後期型はカムのセンサーが有りません。
4サイクルはクランクが2回転でカムが一回転します。
4気筒の場合どの気筒が点火なのか、燃焼なのかなど判別できないといけません。
クランクだけではでは判別が不可能なんです。
前期型の場合クランク角センサーとカム角センサーでECUが判別します。
後期型の場合はカム角センサーを廃止し、インマニ負圧を検出して気筒判別しています。
後期型の方がシンプルですね。
それでは最新型のバイクはカム角センサーが廃止されているのかと思いきや、そうとも限らないんです。
新型のCBR1000RRはカム角センサーが付いていました。
CB1300後期型は3つの気筒の負圧を一つにまとめて、一個の負圧センサーで3つの合計負圧量で気筒判別する方式になっています。
4つの合計負圧でなくて、3つの合計というのがミソですね。
シンプルでいいんですけどCBR1000RRみたいにビッグボアのスロットルの場合、全開時にうまく信号が拾えなかったんだろうと思われます。
それで正確に気筒判別出来るカム角センサーを使ったのかもしれません。
他社はどうかというと、ヤマハYZF-R1はホンダとは配管の取り回しが違うけど、3気筒の負圧をまとめて気筒判別しています。
スズキGSX-S1000の最新型は1気筒だけの負圧検出という最もシンプルな気筒判別になっています。
元々はカム角センサーが付いていたのですが、廃止して1気筒だけで判別するタイプに進化してました。
気筒判別だけするという意味では1気筒だけで何の問題もないという、目からウロコな設計してるのが素晴らしいですね。
さて、ややこしい話で、ますます読者が減っていくのを感じてはおりますが、CR-Xの場合どういう作戦でいこうかというのが大事です。
クランク角センサーはクランクプーリーに付けるのが普通だろうと思いますが、全くスペースが無くて無理。
回転の取り出しで可能なのがディスビしかない。
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