2013年2月1日金曜日

CB72のタンク その後。 バイク配送のトラックの修理も





CB72のタンクに花咲かGタンククリーナーを入れて一昼夜放置しました。

結果はと言うと、ほとんどサビは落ちていたんですが、まだ少しサビが残っていました。

寒いので液の活性が悪かったのでしょう。もう一日漬け込む事にしました。

あせってはいけません。じっくりと確実に作業した方がいいですもんね。

明日は大丈夫でしょう。

本日の作業はバーボー管を手曲げの予定だったんですが、バイク配送用のトラックが不調だったので修理する事にしました。
バイクネタでなくて恐縮ですけど、バイク輸送のトラックですのでなにとぞご勘弁を・・・

去年の暮れ頃からバイク配送用で長年使っているトラック、ボン号がオーバーヒートするようになっていました。
冷却水がエンジンの何処かからか少しずつ漏れていてるのが原因でした。

冷却水を補充しながら走っていたんですが、何キロも走れなかったんですね。
すぐにプシューと沸騰するので。

お客さんの依頼で修理するのは全然面倒ではないんですが、自分の車とか社用車なんかはお金もらえる訳でもなく、すごくめんどくさいです。

どうも冷却水の温度が上がって圧がかかると漏れだすようなので、圧がかからないようにラジエターキャップのバルブを壊す?というイケナイ方法で対処しておりました。

ラジエターキャップは圧が上がると膨張した冷却水をリザーバータンクに出すという働きをします。

エンジン止めて冷えてくるとリザーバータンクから冷却水をエンジンに戻す働きもします。

そうする事によってエンジン内部は冷却水に満たせれていてエアーも排出されます。

ラジエターキャップ、おりこうさんですね。

ラジエターキャップのゴムのバルブを壊してしまうという方法は、圧がかからなくなって漏れにくくなるだろうと判断しました。

これで結構長距離を走れるようになったんですが、夏場は厳しいだろうし車検もあるのでいつかは直さなければいけません。

今日は天気も良く温かいのでイヤイヤながらも修理する事にしました。

ラジエターキャップを新しい、壊してない物に変えてエンジンを暖気します。
圧が掛かって予想通りポタポタと冷却水がエンジンから漏れてきます。

漏れた箇所を見るとエンジンからオイルクーラーに行く配管のようです。
ボン号はディーゼルですので水冷式のオイルクーラーが標準で付いているんですね。

配管を外して錆びた箇所をサンドブラストで清掃して、よく見えるようにすると確かにクラッくみたいになっていました。

鉄の配管のフランジ部分が、ロー付けという変態チックな方法で付けられています。

部品交換するのも時間かかるので、マフラー屋らしい方法、TIG溶接で直すことにします。

配管の表側は真鍮のローが付いていて溶接出来ません。配管の裏側から溶接。

溶接自体はTIG溶接に慣れていれば簡単なんですが、TIG溶接の天敵、亜鉛メッキがしてありました。

亜鉛が付いていると、鉄が溶ける温度より亜鉛の方が低い温度で溶けるので、亜鉛が爆発するんです。

部品交換にしていけば良かったかと幾分反省しながらも何とか爆発する亜鉛と戦い、蒸発した亜鉛ガスの甘い香りを肺に吸い込み、これは体に悪いだろうなあと思いながらも、なんとか溶接。

その後元通り組み付け。

漏れは止まったようです。

治ったとは言っても配管も腐食していたし、亜鉛爆発の溶接にも不安があるので水タンクと圧が掛からなくしたスペシャルラジエターキャップを積んで走ることにします。

そこまでするならマツダのディーラーで普通に直せよと自分自身にツッコミ入れたくなりますよね。

貧乏はヒマが余計に無くなるというお話でした。

ランポート ホムページ
http://runport.com

0 件のコメント:

コメントを投稿