バンク角センサー
インジェクションのバイクにはバンク角センサーが付いてます。バイクがこけた時、転倒している状態を検知してエンジンを停止させます。キャブ車の場合はキャブからガソリンが流れ出てエンジンは止まりますが、インジェクションの場合はエンジンが掛かったままで危険ですからエンジンを止めるためのセンサーが付いてます。センサーにはメーカーによって構造が違い、ホンダの場合はセンサーの内部に鉄の玉が入っていて動くようになってます。
画像はカワサキZX6Rの物。電子回路が入っていて凝った作りです。磁石の振子が動いて電子回路で転倒を検知してるようですね。バイクですから激しく動いたりして転倒でもないのに転倒と判断してしまうと危険ですから、かなり考えられた構造になっているのでしょう。センサーが邪魔だからと言ってカプラーを外してしまうとエンジンは掛かりまっせん。ECUがセンサーの不良を判断して始動できないようにしてるからです。では何でセンサーを分解してるかと言うと、エクストリーム競技用のバイクを作ってるので、どうしてもバンク角センサーを停止したかったからです。ウイリーしてて、それも100キロとか出してて、逆立ちとかしてたとしたら突然エンジン停止は危険ですからね。危険とは言っても競技自体が危険ではありますがね。
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