ヤマハRZ50はスポークホイールです。
キャストホイールにするには、どうすればいいのか・・・
ヤマハでよく似たバイクはTZR50。
そのままポン付け出来そうな気がするけど微妙に違うようです。
フロントは問題ないとして、リヤのチェーンライン。
TZR50のキャストホイールを付けた場合チェーンラインが外側に来てしまうんですね。
逆に内側に来た場合はリヤスプロケにスペーサー噛ませば問題ないです。
外側に来た場合はちょっと難しい。
方法としては、ホイールを削ってスプロケの位置を内側にする。
あるいはエンジン自体を左側に寄せてしまう。
フロントスプロケをオフセットタイプにするという方法はチェーンがスイングアームに当たるので不可でした。
今回はホイールを削るという方法を取りました。
小さいホイールの場合は旋盤で削りますけど、17インチのホイールを削れるだけの巨大旋盤はランポートには有りません。
そんな時は秘密の旋盤屋さんに持って行きます。
そこは小さな工場で、旋盤だけを何十年もやっている工場なんですね。
旋盤もコンピューターつなぐようなヤワな機械じゃありません。
年代物と思われる色々な旋盤が綺麗に整備されアナログチックな雰囲気です。
いかにも職人気質な人が黙々と仕事していて、看板も上がってないので外からは何をしてる所か分かりません。
それでも大手一流企業とかからの仕事も入っていて、他では出来ないような難しい仕事してるんです。
そんな知る人ぞ知る工場に今回のホイール持って行きました。
いつものように全く愛想もない職人さんに品物と図面渡し、何点か確認事項を打ち合わせします。
愛想無くても仕事は安心なので何の問題も無いですし、何かカッコ良くて尊敬です。
そんな風に削ってもらったホイールを付けて、スイングアームをディスク着くように加工。
他に幾つかの問題点もありながらも無事に完成です。
ランポート ホームページ
http://runport.com
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