2013年8月6日火曜日
アース命
今修理してるのはホンダトゥディ
スクーターが4サイクルになってから、よく売れてるバイクがトゥディです。
燃費も良くていいバイクなんですが、電装系に弱点があります。
バッテリーが早く悪くなったり、アイドリングが安定しなかったり、ヘッドライトがよく切れたり。
謎の不具合で原因をつかみにくいのですが、不具合の原因はずばりアース不良です。
だいたいバイクの電装系不良の原因はアース不良が多いです。
旧車なんか特にそうですね。
トゥディの場合、初期型にアース不良が出てm対策としてハーネスが改良されアースが一本追加されました。
それでも完全には治っていません。
アースって電気のマイナスを車体に流すという事なんですけど、フレームにナットが付いていてハーネスのマイナス線をボルトで止める場合がほとんどです。
フレームは塗装されてますから電気を通さず、塗装を一部削って電気を通しやすくしてます。
そんな方法ですから、その部分が錆びたりしてアース不良になります。
塗装を剥がしてあるので当然ですね。
どのような方法が一番いいのか。
ランポート流の秘密の方法を公開します。
いつもならが大げさですね。
フレーム側がナット、アース線をボルトで止めるのはよろしく無い。
ボルトもネジ部分にギザギザが付いててアースが取れやすいようにしてあるが完全ではない。
それではどうすればいいか。
フレーム側をボルトにすればいいんです。
ボルトにアース線をナットで付けた場合、塗装があろうが錆びていようがナットから電気が流れるのでアース不良にはなりません。
ランポートではステンレスのボルトをフレームに溶接して、そこからアースを取るようにしてます。カスタムする車両はもちろんですが、アース不良で修理する場合もステンレスボルトをフレームに溶接しています。
アースを取るのが確実ですね。
フレームにボルトを溶接するとネジ部分があるので塗装がしにくいし、ステンレスボルトの溶接なんか量産車ではコスト的にも無理でしょうね。
アーシングが良いとよく言われますけど、本来のアースが確実に取れてないとダメですね。
アース線は市販のアーシングほど太くなくても全く問題ありません。
ステンレスのボルトにつながるマイナス線は、エンジン フレーム イグニッションコイル バーテリー その間がつながっていればOKです。
スクーターの場合はオートチョークのレジスターもアースが大事です。
アース命でした。
ランポート
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