このバイクを分かる人はほとんど居ないでしょう。
ヘルス自動車工業株式会社は1954年から1958年までバイクを製造してたと思われます。
ネットで検索して調べていると色々なこのバイクの謎が分かってきました。
検索する場合、必ずヘルス自動車のエムロ号と略さずに入れないとバイクとは全く違うヘルス系の画像とか出てくるので要注意です。
元々はリヤカーを製造してたようなんですが、自社でオリジナルのバイクを製造するようになり、その後オートレーサーのフレーム作りに特化して現在でも大野フレーム工業所として今でも存続しています。
このバイク、年式はおそらく1957年か1958年と思われます。
60年くらい前のバイクになりますね。
日本の終戦が1945年ですから、終戦から10年くらいでこんなバイクを作ってた事になります。
よくよく眺めていると、かなり丁寧に作られているのが分かります。
エンジンの設計は時代の旧さを感じますが、各部の造りはレベルの高いと思います。
戦後の何もない焼野原から、たった10年でこんなのが作れていたんですね。
戦後から10年というと、戦時中に戦闘機とか戦車とかの製造とか設計とかしてた人がまだまだ現役の時代なんですね。
終戦の時に40才として1955年では50才。
20代で戦地に行ってた職人が復員してきてバイク作ってたとしても、まだ30代ですよ。
戦時中に培われた技術が戦後のわずかの期間で復興をとげて、現在に至るという感じがこのバイクを見てよく分かります。
エムロ号
アポロウインカー おそらく後付け
ウインカー出すと、すごく邪魔な気がする。
0 件のコメント:
コメントを投稿