2016年7月11日月曜日

昔のエンジンをインジェクションにする

ーパーセブン 4輪だけどバイクに近い車です。

600キロぐらいの車重で1700ccあるので、バイクのように速い車という感じでしょうか。

今回はエンジンをフルオーバーホールします。

オーバーホール自体は特に問題なくできるのですが、ただそれだけでは何となく面白みがない。

そこでキャブレターをインジエクションにしてしまおうという作戦です。

旧い車のインジェクション化は無いわけでは無い。

数は少ないとは思うけど有るのは有る。

車種によってはキットも出てたりする。

インジェクション化も色々な方法があるけど、バイクのシステムを使ったインジェクション化は誰もしていないと思う。

バイクも車もインジェクションの仕組みは同じです。

何が違うかというとバイクの方はコンパクトで熱とか雨とかに強く出来てるところ。


さて、このスパーセブンのエンジンはフォードのケントエンジン。

設計はすごく旧くてOHV、しかもシリンダーブロックからヘッドまですべてが鉄のディーゼルみたいなエンジンです。

それでも世界一回るOHVと言われるだけあり、チューニングベースとしても良く使われたりします。

昔のロータスとかのスポーツカーは基本的にこのエンジンを使ってて、ヘッドのみツインカムになったりします。

シンプルかつ頑丈な設計で、ある意味名機と言えるでしょう。

キャブは定番のウエーバー。

シュボー シュボー と吸気音がいかにもなキャブが付いてます。

それしか選択肢は無いけど。

ウエーバーやソレックス、愛好家は多いですね。

これらのキャブはセッティングが決まれば良いのですが、一年を通して安定した性能を維持するのは難しく、デリケートな取り扱いが必要になります。

それでも、悪くはないのですが、インジクションのような性能は望めません。

今回はCB1300のインジェクションを流用して、暑かろうが寒かろうが一発でエンジンがかかり、調子も良くて激速なえんじんにしてしまおうという事なんですね。

難易度はそこそこ高いですよ。

だけどこれが成功したら、どんなに旧い車でもバイクでもインジェクション化出来てしまうので、旧車にありがちな故障とか乗りにくさとかから解放されるわけですよ。

旧車のオリジナルを保つというのも、当たり前ですが理解はしてます。

むしろ、そちら側の人間でもあります。

それはそれで良いとして、もっと初心者の人でもエキスパートの人でも旧い車やバイクに親しんでほしいという願いもあります。

基本は昔のエンジンでも、吸気系と点火を最新の技術でアレンジして普通に何の問題も無く乗れるようにしようというのが今回のテーマになります。

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