2015年7月1日水曜日

カブの不思議

ソチでは今から起こる出来事を世界中の人たちが固唾をのんテレビ画面を凝視していた。

氷上には極限の精神状態の中、浅田真央が演技に入る準備をしていた。

前日には4年間掛けて打ち込んできたジャンプが失敗していたのだった。

金メダルへの夢が破れ絶望していたのは誰の目にも分かっていた。

そんな中、安全策を取らず果敢にも3回転半のジャンプに挑戦する浅田真央。

祈るような気持ちで世界中の人たちが見つめる中、浅田真央は完璧な演技を披露し感動の涙を世界中の人たちが流したのだった。

そんな時間にもバイクブロスのサーバーは黙々とアクセスカウンターの数値を刻み、ランポートのアクセス数が新記録を更新していたのでした。

何ですかー 昨日のアクセス数の多さは。
今までで一番多いっすよー。

何かですねー アクセス数の割にはグー少ないし、複雑な心境です。
まあ、共感を得ようとした内容書いてないのでグー少ないのは当たり前ですけどね。
面白いと思う人には面白い、そんなブログにこれからもお付き合いお願いします。


カブには7不思議と言われる不思議な構造があります。

その中の一つがヘッドカバーのナットです。

カブはシリンダーとヘッドは、クランクケースから伸びた4本のスタットボルトを使って固定してます。

スタットボルトは6ミリ径の細長いボルトで、それを締めるのが4個のナットになります。
カブのエンジンを見ると一番前方に見えるのがそのナットです。

よく見ると4個あるナットのうち一個だけ形状が違う。
3個は袋ナットというボルトの頭が見えないナット。
一個だけ普通のナット。

袋ナットの方が見た目良いのに何で一個だけ普通のナットにしてあるのか?

これがカブの7不思議の一つです。

ナットとヘッドカバーの間にはワッシャーが入れてあり、それも一個だけ材質が銅になってます。

それは分かるんですよ。スタッドボルトの一本はオイル通路になっていてオイル漏れ防止する為に銅ワッシャーにしてあるんです。

オイル通路ですから普通のナットの場合、ネジ山からオイルが出てくるので袋ナットにしてオイルが漏れないようにしてある。

では他の3本のボルトはオイル通路ではないので普通のナットでいいし、あるいは袋ナットで揃えてもいい。
謎は深まるばかりです。

その答えは・・・又、明日。 というのは読んでる人激怒してアクセス数も激減するので今日書きます。

未開のジャングル、あるいは見渡す限りの荒野をカブに乗って一人で走っているとします。
そしたらカブのエンジンが調子悪くなって止まってしまった。

一番近くのバイク屋までは200キロあり、携帯電話の電波も届かないので救助も呼べない。

夜になると狼が出るので、何とか自分で修理して目的地まで行かなくてはならない。

エンジンを分解したらスタットボルトを外して修理する必要があった。

スタッドボルトを外すにはボルトにナット2個をきつく締め付けて外すダブルナットという方法を使う。

ナットなんかは持ってきてないし、ヘッドカバーのナットは袋ナットで使えないし・・・

おーっと。ヘッドカバーのナットが一個だけ普通のナットになってるじゃないか。

袋ナットと普通のナットならダブルナットにしてスタッドボルトが外せる。

こうして無事に修理も完成し、狼にも襲われる事も無く、無事に家に帰れたのでした。

宗一郎さんありがとう。一個だけ普通のナットにしてくれたお陰で助かったよー。

以上が一個だけ普通のナットになっている理由でした。

現実にはカブの場合、スタッドボルト外すような修理はまず無いんですけどね。

ちょっとした工夫がカブらしい所なんです。

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