2015年6月7日日曜日

ナナハンのエンジンを分解

CB750 ナナハンのエンジンをオーバーホール編です。

このバイクは5月15日に点検していたバイクです。
http://www.bikebros.co.jp/community/ANC_view.php?id=8128&uid=KD0CEQfF

エンジンは調子良かったのですが、オイル漏れが気になっていました。

旧いバイクなのでオイル漏れは当たり前でもあります。

オイル漏れぐらいで気にしていては旧いバイクには乗れません。

それでも、オイルが漏れる状況によっては受け入れられない状況というのも有りうるかもしれません。

今回のCB750はエンジンとエキパイの間からオイルが出てくるという不思議な状況。

そんな所にオイル通路は無いですからね。

原因はオイル上がり、又はオイル下がりによりエキゾーストポートにオイルが流れ出ている。

普通はオイルはエキゾースト内に流れ出たとしても、マフラー内部で燃えたり焦げたりするのでポタポタ垂れたりはしません。

ところがCB750の場合、エキパイの止め方が差し込み方式で、その隙間からオイルが出てくると言うたちの悪い構造になってます。

漏れ出るオイルの量が少なければ特に問題はないのですが、今回はオイルの量が多いのですよ。

CB750は初期のエンジンはエキゾースト側にステムシールが付いてなく、バルブガイドが摩耗してくると流れ出る量も多くなるという事です。
これをオイル下がりと言います。

あるいはシリンダー側に問題があって、ピストンとシリンダーの間からオイルが上がってくる現象。これをオイル上がりと言います。

いずれにしても原因究明にはエンジンを分解して測定しないと分かりません。

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