2013年1月29日火曜日

CB72の修理 その2 クラッチの修正


CB72


CB72の修理 その2

本日はオーナーに来てもらって一緒に作業します。
オーナーのH氏、作業服持参で気合入ってます。

ランポートではオーナーと一緒に作業すること多いです。
バイクには乗る楽しみとイジる楽しみありますよね。
大いにイジるのを楽しんでもらいます。
というより面倒くさい作業を押し付けているだけかも・・・

もちろん、すべておまかせでも全然問題ありません。
人それぞれ考え方違いますから。

オーナーさんと色々な事をお話とかさせてもらうのは、楽しかったり勉強になったりもします。

本日の作業内容はクラッチディスクの加工です。

新品のディスクはプレスで打ち抜くので、プレスの反対側に鋭利なバリが出ます。

このまま組んでも問題は無いのですが、組み付け前にバリを取って、面取りと言って少しRを付けておくといいんですね。

そうすることによって、クラッチを切ったりつないだりする時にクラッチホルダーの当たりがスムースになります。
いわゆる引っ掛かりが解消できるんです。

バイクの場合、クラッチがオイルに浸かった湿式ですから、クラッチ切ってもオイルの粘度や引っ掛かりで完全には切れていません。

それを少しでも解消するのがクラッチディスクの面取りで、そうすることによってクラッチホルダー側にキズが付きにくくなり耐久性も上がります。

普通にクラッチ交換などの修理の場合は、そんなに深く考えなくても新品パーツのまま組み付けます。

今回は年式が古くて新品パーツが無い、ホルダ側も少し段付き摩耗がある、クラッチの切れが悪くギアが入りにくい、
という理由でクラッチディスクとホルダーの段付き摩耗箇所を修正します。

作業自体は簡単ですが根気のいる作業なのでオーナーにお任せです。

決して面倒な作業を押し付けているのではありません。楽しんでもらってます。 本当かあ?

本日はここまで。

明日はディスクのサビをサンドブラストで落としてオイルストーンで調整、クラッチの組み込みです。

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